幸せの国フィンランドの魅力あふれる、ビンテージ旅行ポスター
世界から注目される幸せの国フィンランドの歴史や文化、そしてライフスタイルが感じらるビンテージ旅行ポスター。こちらは中でもフィンランドを代表する巨匠アーティスト、エリック・ブルーンの旅行ポスター作品を集めました。
エリック・ブルーンが描くフィンランドは、スタイリッシュ、それでいてぬくもりあるフィンランドの暮らしを感じさせてくれます。ポスターは壁空間を彩る、インテリアのかなめともいえる重要なアイテム。北欧インテリアにはかかせません。展開するのは「カムトゥフィンランド(Come to Finland!)」。「フィンランドへいらっしゃい!」というユニークな名前の北欧トラベルポスター専門ブランドです。
商品セレクション
フィンランドを代表するグラフィックデザイナー、エリック・ブルーンがフィンランドの魅力を描いた旅行ポスター。1950-80年ごろのビンテージデザインです。(ポスターサイズ:70x50cm)
フィンランドの巨匠アーティスト、ブルーン
1926年生まれのエリック・ブルーンは、誰もが認めるフィンランドグラフィックデザイン界の巨匠アーティストです。1950年代から長きにわたり数々の名作を生み出しました。「ポスターは見る人を笑顔にしなければならない」というのが、ブルーンのモットー。確かにブルーンの作品は、思わず見る人が笑顔になってしまうような工夫があふれています。リトグラフ技法で培った抜群の描写力、細密画のような表現力は、彼の多くの作品に見ることができ、それがブルーンの作品が持つ独特な雰囲気につながっているのです。今年92歳になるブルーンは、まだまだ意欲的な創作活動を愉しんでいます。
デザインの背景ストーリー
ユニークなデザインの背景には、どんなストーリーが隠されているのでしょうか。ぜひじっくりお読みいただき、お気に入りを見つけてくださいね。
サーモンフライト by エリック・ブルーン(Erik Bruun)1957年
フィンランドのデザイン史にも残る名作といわれるデザインです。エリック・ブルーンは、1956年、アエロ航空(後のフィンエアー)からラップランド路線のポスターデザインの依頼を受けました。自身も釣りが趣味のエリック・ブルーンの頭にはすぐに、あの機内にあふれる楽し気な釣り客の様子が浮かびました。そしてラップランド旅行のポスターデザインに最適なモチーフは「魚」だと思いつき、大胆な魚の飛行機をデザインしました。しかし依頼主であったアエロ航空の執行部は当初「魚くさい飛行機なんかで旅行したいと思う客がいるわけない」と、大反対しました。しかし自分のデザインを信じたブルーンは、自ら石板に絵を描き自費でポスターを制作。そして展示会に出展し、みごと大賞を受賞しました。そしてようやくアエロ航空もこのポスターの広告的価値を理解したのです。そしてこのポスターは何千枚も印刷され、歴史に残る名作デザインとなったのです。力強く印象的、そして自分を信じる大切さを思い出させてくれる、そんなポスターです。
この商品を購入するサーモンボート by エリック・ブルーン(Erik Bruun)1957年
葉巻の煙突に並ぶアルファベットは、株式会社ボーレ(Bore)、ストックホルム運送船会社(Svea)、フィンランド蒸気船株式会社(FÅA)の三つの船会社名。1957年にこの3社は合併しシリア(Silja)株式会社を設立しました。この巨大な新会社シリアの依頼で、ブルーンは船をテーマとしたポスターを制作しました。
ブルーンが作ったデザイン、それは豪華なスモーガスボードです。北欧の食文化を大胆に表現しました。サーモン、エビ、ラディッシュ、レモン・・・・。サーモンが船体になったり葉巻が煙突になったり、ブルーンの人柄を表すような、ユーモアにあふれた作品です。フレッシュで元気な色合いが、キッチンにもおすすめなポスターです。
ヘルシンキ by エリック・ブルーン(Erik Bruun)1962年
ブラックとブルー、シルバーのカラーでヘルシンキを描いた一見シンプルなこのポスター。空から街全体を見下ろすユニークな視点で、大聖堂などの建築物が描かれています。どこか幾何学的な形で構成されたこのポスターは、驚くほどスタイリッシュで、モダン。同時代、そして後世の多くのアーティストたちにインスピレーションになったと言われています。
この商品を購入するザリガニパーティー by エリック・ブルーン (Erik Bruun) 1961年
フィンランド観光局からの依頼でフィンランドを代表する文化である「ザリガニパーティー」をプロモートするポスターが作られました。8月、次第に秋に向かって日照時間が短くなる時に開催されるのが習慣のザリガニパーティー。7月は白夜が続きますので、8月に夜が暗くなることを、黒い背景として表現したそうです。そして印象的な赤いザリガニ、さらにディルやシュナップと呼ばれる北欧の蒸留酒、首の下に下げられた紙のナプキンなどは全て、ザリガニパーティーを楽しむフィンランド人に不可欠なモチーフです。ブルーンらしいユーモラスなザリガニの表情に心を奪われます。また、まるで子供が切紙をして遊んで作ったかのようなザリガニのフォルムやいびつな境界線が、ユニークで遊び心のある雰囲気を作っています。
この商品を購入するトゥルク・オーボ エリック・ブルーン(Erik Bruun) 1966年
フィンランド最古の街トゥルク(スウェーデン語ではオーボ)で開催されたポスターコンペティションに出品された作品です。エリック・ブルーンは、トゥルクを代表する大聖堂の塔をモチーフに選び、彼が過去10年にわたって培ってきた細密画的な技法を用いました。
手で描かれたとは信じられないほど細密に書き込まれた背景、大聖堂の窓やレンガ、モザイクが独特の雰囲気を放ちます。また大聖堂の周囲を飛ぶコクマルガラスの群れは、このトゥルクの街に古くから伝わる大聖堂と聖母マリア、そして司教ヘンリーの物語をイメージしたものです。そんな古いフィンランドのお話を調べてみたくなりますね。見れば見るほど深みのある心落ち着くデザインは、インテリアにおすすめです。
マリエハムン エリック・ブルーン(Erik Bruun) 1980年代
ブルーンが行った様々な都市の観光ポスターシリーズの一つ、マリエハムン。マリエハムンは、フィンランド自治領のオーランド島の首都で、港町です。マリエハムンの港に集まる帆船をイメージしたデザイン。もともとマリエハムンの名前は、「マリア・アレクサンドロヴナ(Maria Alexandrovna)」という女帝の名前から付けられました。そこでブルーンはこのポスターでも「マリア(MARIE)」と「ハムン(HAMN)=港」を別々の字体で表し、この街の名前の由来を示唆するデザインに仕上げました。水兵さんの顔にも見える碇のマークも愛らしいデザインです。シンプルでどんな主張しすぎないのがインテリアにも合わせやすいデザインです。さりげなく感じられるブルーンらしい遊び心も魅力です。
この商品を購入するアウランコ エリック・ブルーン(Erik Bruun) 1980年代
アウランコは、南フィンランドの自然保護地区にある有名リゾートホテルです。このホテルは1883年からの歴史を持ち、毎年世界中から多くの観光客が訪れます。このポスターは、ブルーンがこのアウランコホテルからの依頼を受けて作成したものです。観光名所の一つ、アウランコの展望台からカメラや望遠鏡を使って眺める観光客たち。まるで切り絵をしたようにデフォルメされたブラックの塔と、カラフルな観光客のカラーコントラストがオシャレなポスターです。
この商品を購入するカールエア エリック・ブルーン(Erik Bruun) 1961年
KAR-AIRとは、KARHUMAKI家の3兄弟が運営していた航空会社です。1950年代にはフィンランド国内の主要都市を飛ぶ路線を幅広く展開していましたメジャーなエアラインでした。
その後なくなってしまったカールエアーは、今ではフィンランドの伝説の航空会社。こちらは、エリック・ブルーンが1957年、この航空会社のためにデザインしたポスターです。
ノスタルジックな温かさ
これらのポスターはどれも1950-1980年ごろに制作されました。どことなくノスタルジックでなつかしいタッチや色使いは、50年以上たつ今でも驚くほど魅力的。スタイリッシュでありながら、時代を超えて愛されてきたからこそ残る温かみが感じられるのが特徴で、お部屋のインテリアとしてピッタリです。フレッシュで、またどこか懐かしく癒されるような温かい北欧インテリアをつくるポスターです。
フィンランド人「ポスターハンター」、マグヌス
このポスターを製造しているのは、フィンランドの首都ヘルシンキ郊外のカムトゥフィンランド社(Come to Finland)。創業主であるフィンランド人ジャーナリストのマグヌス・ロンデン氏は、2006年、ヘルシンキのとあるアンティークショップで目にしたビンテージ旅行ポスターの美しさに心奪われました。以後「ポスターハンター」として世界中を飛び回り古い北欧の旅行ポスターの収集を始めました。そうして集めたスウェーデンのポスターデザインを一冊の本にまとめて出版した事から、このブランドがスタートしました。
古き良き北欧の風景にこだわるブランド
現在ロンデン氏は約200余りのビンテージ旅行ポスターのオリジナルを所有しています。すべて世界に数枚しかのこっていない希少なものばかり。ロンデン氏は、このビンテージ旅行ポスターコレクションを展示するポスター展も世界中で開催しています。
こんなポスターもあります!
こちらのポスターは不定期入荷となります。ご興味のある方はお問い合わせください。
ポルボー エリック・ブルーン(Erik Bruun) 1980年代
ポルヴォーは1346年に設立されたとされる、フィンランドでもトゥルクに次いで2番目に古い街です。長きにわたりスウェーデンの支配下にあったフィンランドでは、フィンランド語と共にスウェーデン語が公用語として使われています。そのため、都市の名前も「Porvoo(ポルボー、フィンランド語)」と「Borgå(ボルゴ―、スウェーデン語)」のように、2つある事が珍しくありません。
ポルボー市観光局からポスター制作の依頼を受けたブルーンは、ポルボーの古い街並みを何度も何度も歩きました。そして、1400年代に建てられたというこの街を中心である大聖堂と、現在ユネスコの世界遺産にも提案されているという河岸に並ぶ古い木製倉庫を入れたデザインにしようと考えたのです。ポルヴォーは歴史的に貿易の要所で、この倉庫は商品や遠い国々からの香辛料などが貯蔵されていたそうです。
また、実は、ポルボー市の依頼で印刷されたのは、同デザインのカラ―版。こちらの薄いグレーに黒の印刷版はブルーンが個人用にと、印刷所に頼み込んで数枚だけ印刷してもらったという特別なバージョンです。
モノトーンのおしゃれなポスターは、モダンなインテリアのアクセントにぴったり。
フィンランドヘラジカ エリック・ブルーン(Erik Bruun) 1980年代
外務省主催のフィンランドをモチーフにしたポスターのコンペに出展された作品です。ブルーンはリトグラフ(石板画)を得意としていますが、こちらは珍しくペン画のデザインで、どことなく緩やかで優し気な雰囲気です。色々な想像をかき立てられる、ヘラジカの頭の小さな男の子…。ブルーンの人間としての温かみや、フィンランドに対する愛情を強く感じる作品です。お子さま部屋にもぜひおすすめしたい名作ポスターです。
レイクランド エリック・ブルーン(Erik Bruun) 1958年
「1000の湖のある国」として知られるフィンランドを「Lakeland」としてプロモートする観光デザインポスターです。
フィンランドの巨匠デザイナー、エリック・ブルーンらしさの遊び心が感じられる名作デザイン。海と空をイメージするブルー背景に、楽し気に船に乗る人々や気持ちよさげに泳ぐ魚たちのモチーフが愛らしいデザインです。ユニークな汽船のフォルムも魅力的です。
おすすめ商品
-このポスターにぴったりのフレームを見る
-A4サイズのフィンランドポスターを見る。
-スウェーデンのビンテージ旅行ポスターを見る。
-全ての北欧ポスターを見る。
メーカー | カムトゥフィンランド |
---|---|
デザイナー | エリック・ブルーン |
サイズ | L 70x W 50cm |
重さ | 75g |
素材 | 紙 |
原産国 | フィンランド |
備考 | 筒に入れて丸めてお届けします。フレームは別売りです。 |
デザイナー
フィンランドのグラフィックデザイン界を代表する巨匠アーティスト、エリックブルーン。そのアーティストとしての才能だけでなく、誰にでも冗談を言うような、優しくユーモアにあふれた人柄が多くの人を魅了します。 どこかユーモラスなデザイン、そして細密画のような繊細な描写がブルーン作品の特徴です。フィンランドポスターの名作が多数そろいます。
レビュー
- miiちゃん
- 2021/03/09 14:24:17
- miiちゃん
- 2021/02/23 23:27:41
トゥルク大聖堂は色彩は正反対に鮮やかで、驚きました。
本物の大聖堂も綺麗ですね!!
とても素敵で気に入って寝室に飾っています。
お恥ずかしいのですが、1812年迄フィンランドの首都がトゥルクだったと知りませんでした。
古都の大聖堂にまつわる物語を知りたいけど、術があったら教えて下さい!!
この度はトゥルク大聖堂のポスターをお買い物いただき、ありがとうございます。緻密に描かれた美しい作品で、見れば見るほど魅了されますよね!そうなんです、実はトゥルクが首都だったんです。
トゥルク大聖堂については、英文などですとウィキペディアでも詳細の記事があるのですが、また私たちのブログなどでも、折を見て詳しくご紹介したいと思います。いつもありがとうございます!
- miiちゃん
- 2020/12/17 14:16:02
緻密で繊細なヘルシンキの街並みもですが、多種多様な船、
貨物船、客船、タグボート、ヨット等々や灯台とその灯り迄も点と線で水面に反映されてて驚きました。
一機ヘリコプターが飛んでいるもかわいいです。
また素敵な北欧に行ける日が来ますように!!
エリック・ブルーンの作品はその緻密な書き込みが魅力の一つでもありますが、じっくり見れば見るほどその細かさに驚きますよね!それでいて全体の色調や構図のバランスが美しく取れているのは、さすが、としか言いようがないと思います!
また世界を自由に旅することができる日が、待ち遠しいですね。この度は、本当にありがとうございました。
- かおりん
- 2020/12/08 23:23:21
我が家ではお手洗いに飾り、クリスマスの飾りも合わせて北欧風に統一しています。
お手洗いに行くのがとても楽しくなり、今ではトイレに行ってくるではなく、フィンランドに行ってくると言っています。
なかなか海外に行けない時期ですがせめてお家で北欧気分となれる空間となりとても気に入っています。
すてきなレビューをありがとうございます。トイレに行くではなく「フィンランドに行ってくる」…最高ですね!色々な制限がある今ですが、北欧との繋がりを感じながら、いつか自由に旅できる日を楽しみにしたいですね。この度はありがとうございました。
- Hiro
- 2020/01/21 19:33:16
トゥルクのポスターを選びましたが、落ち着いた雰囲気でとても気に入っています。
主人が留学していた街で、なにかゆかりのあるものをリビングに飾りたく探していたので嬉しいです。
遊びにきて下さったお客さまにも素敵とよく言っていただいています。
また別のポスターも購入したいと思います^ ^
この度はありがとうございました。また、ご主人様がすごされた思い出としてお選びいただけたとのこと、大変光栄です。どうか末永く、ご愛用いただければうれしいです。本当にありがとうございました。
この商品を買った人は
こんな商品も買っています
こんな商品も買っています
-
2,970円(税込)スタンダードサイズのアルミポスターフレーム50x70cmです。
-
8,800円(税込)フィンランド魅力あふれるビンテージ旅行ポスター勢ぞろい、北欧インテリアの必須アイテム!
-
4,180円(税込)気軽に飾れる小さめサイズのポスターアート。マッティ・ピックヤムサなど人気アーティスト多数。
船の様子も乗客の様子も細かく描かれているだけでなく、波や魚迄も躍動感があって、エリック・ブルーンさんの遊び心が素敵です。
もう少しあたたかくなったら玄関に掛けようと思います。