ダーラヘスト/Dalahast
スウェーデンを象徴する馬型の置き物、ダーラヘストをご存知ですか?。木材から馬型を切り出し、赤や青、白、黒などに色付けされた馬の形のオブジェです。
さらに「クルビッツ」と呼ばれるダーラナ地方ならではの花模様を手描きしたものが特に伝統的。職人技が光る美しいアートピースは、古い物はアンティークとして高値で取引されることもあります。その発祥起源は400年もさかのぼり、今ではスウェーデンを象徴するモチーフとして世界中で愛されています。
ちなみに、スウェーデンの中ほどにあるダーラナ地方で作られていることから、その地名「ダーラナ」と「ホース(馬)」を合わせ「ダーラナホース」とも呼ばれています。スウェーデン語では全く同じ意味で「ダーラ(地名)へスト(馬)」です。
ダーラへストの歴史と始まり
ダーラヘスト発祥の歴史はなんと400年ほど前にさかのぼります。かつて農業国だったスウェーデンでは、馬は木を運んだり、農地を耕してくれる暮らしの大切なパートナーでした。そんな時代に、暖炉のそばで父親が子供のために余った木材を使って作った馬の形のおもちゃがダーラヘストの始まりです。
実は、現在のように色付けや絵付けをされるようになったのは150年ほど前からです。1800年代には物々交換の重要な品物として、ダーラナ地方の経済を支えるようになったともいわれます。
伝統工芸「ダーラナホース」を見る北欧と言えば、ダーラヘスト
ダーラヘストモチーフの北欧雑貨
北欧はダーラヘストモチーフが人気
もとは「おもちゃ」そして「置き物」だったダーラヘスト、今では「デザイン」としても人気です。
ダーラヘストはスウェーデンの「お土産」イメージだけではありません。可愛い赤い馬として、またシンプルな馬のモチーフとして、食器やマグカップ、ティータオルなどのキッチン雑貨や、キーリングやチャームなど豊富な日用品が現地でも人気です。
古くから愛され続ける馬のモチーフは、スウェーデンの人たちにとって密かなお守りのような存在にもなっています。
「幸せを運ぶ」ダーラヘスト
実はこんな裏話があります
幸せを運ぶ馬と呼ばれる理由
日本では「幸せを運ぶ馬」として紹介されることが多いダーラヘストですが、実は現地スウェーデンではそう表現されることはありません。それでも、赤の色が縁起物をイメージさせ、結婚祝い、出産祝い、また引越祝いなどの特別なギフトとして贈られます。
スウェーデン人の中には、幸せは「運ばれてくる」のではなく「自分でつくる」という考えがあるのかもしれません。ダーラヘストと一緒に自分らしい幸せな暮らしをつくるというのが、スウェーデン流の考えです。
ダーラヘスト工房について
GRANNAS
現在スウェーデン全土でダーラヘストを作る工房は実はたった2つしかありません。そのどちらもダーラナ地方の「ヌスネス(Nusnäs)」という小さな村にあります。
一つは「グラナス(Grannas)」という工房で、Grannas Anders Olssonが1922年にダーラヘスト製作を始めました。ソピバ北欧では「グラナス(Grannas)」の工房が作るダーラヘストを販売しています。
100年以上の伝統を受け継ぎ、スウェーデンで職人が心を込めて作った世界で一つの工芸品。どの馬もひとつ一つ模様のお色や馬の形に違いがあることから、「Grannas」から届いたダーラヘストの【一点もの】も販売中です。定番の赤や白に限らず、パステルカラーや黄色、ピンクなどユニークなお色も取り扱っています。ぜひじっくりご覧いただき、一番お好きなダーラヘストをお選びください。
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