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- 【4種紹介】北欧シナモンロールの成形方法を写真で紹介
シナモンロールの成形方法、実は色々あります!
北欧を代表するスイーツといえばシナモンロール。せっかく作るなら、本場北欧でおなじみの形にチャレンジして、より本格的な北欧シナモンロールを作ってみよう!
映画「かもめ食堂」に登場して注目を集め、今では北欧を象徴する食べ物の一つになったシナモンロール。おやつや軽食として、北欧を旅すれば目にしないことはないといえるほど、国民に愛されています。
この記事は「ソピバ北欧」が スウェーデン在住パティシエ愛さんの監修のもと作成しました。
どの形で作りたい?
シナモンロールの成形方法を4種類
スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、そしてフィンランドでおなじみのシナモンロールの成形方法をご紹介します。やってみたい形を選ぶと写真付きで巻き方を見られるよ!
お家でシナモンロールを焼こう
本格シナモンロールを作れる「お菓子キット」販売中
スウェーデン式「うず巻き型」
スウェーデン語では「Snäcka/スネッカ」
シナモンロールと言えばこれ!スウェーデン中の家やカフェで昔から愛される、皆がホッと安心する形です。
1
生地を正方形に広げる
発酵させたシナモンロールの生地を、正方形になるように机に広げます。なるべく同じ厚さを保ちながら均等に広げるのがポイント!北欧FIKAキットの場合25x25cmくらいに伸ばします。できたらシナモンバターを表面に塗ります。
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シナモンバターを塗って巻く
用意しておいたシナモンバターを生地の表面に塗ります。端までしっかりと全体に塗れたら、手前からクルクルと巻いて長い筒状にします。
3
生地を切り分ける
筒状になった生地を輪切りにします。(北欧FIKAキットの場合は約10等分)最初に真ん中を切って、両側に同じ幅の印をつけて切ると均等に切ることができます。
4
生地を並べる
オーブンシートを敷いた天板に間隔をとって並べます。巻き終わりの部分を下に入れると綺麗な形になります。
【この後二次発酵】
生地が乾燥しないように、濡らして硬く絞ったキッチンタオルを生地に被せて、あたたかい場所で二次発酵させます。1.5倍くらいのサイズになるまで30〜50分行います。
※二次発酵後
パールシュガーを並べる
二次発酵後、生地がふっくらしたらその上にパールシュガーをまぶして完了!あとはレシピ通りにオーブンに入れて焼いてください。
「北欧FIKAキットシナモンロール」の場合
オーブンを200度に予熱後に、パールシュガーを乗せ、200度のオーブンで約8〜10分程焼き色がつくまで焼きます。
スウェーデン式「ねじり巻き型」
スウェーデン語では「Snurra/スヌッラ」!
おしゃれでスウェーデンの街のカフェで見かけることも多い形。シナモンロールを手土産としてお渡しする時にも素敵ですね!
1
生地を長方形に広げて半分に折る
発酵させたシナモンロールの生地を縦長に伸ばします。北欧FIKAキットの場合縦55x横20cmが目安。手前半分にシナモンバターを塗ったら、生地を手前に半分に折り重ねます。その後、細長く約2cm間隔で縦に切り分けます(20cmを10等分する目安)。
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1本ずつねじる
切った生地をねじります。両端を手で持って右手は向こう側に、左手は手前にと別の方向にねじります。
4
ねじったら、巻きつける
ねじった生地を巻き付けて、巻き終わりの尻尾を下に入れ込み、オーブンシートの上に間隔をとって並べます。
【この後二次発酵】
生地が乾燥しないように、濡らして硬く絞ったキッチンタオルを生地に被せて、あたたかい場所で二次発酵させます。1.5倍くらいのサイズになるまで30〜50分行います。
※二次発酵後
パールシュガーを並べる
二次発酵後、生地がふっくらしたらその上にパールシュガーをまぶして完了!あとはレシピ通りにオーブンに入れて焼いてください。
「北欧FIKAキットシナモンロール」の場合
オーブンを200度に予熱後に、パールシュガーを乗せ、200度のオーブンで約8〜10分程焼き色がつくまで焼きます。
フィンランド式
「コルヴァプースティ」を作ろう
フィンランドでは、家庭でもカフェでもシナモンロールの定番フォルムはこれ!「ビンタされた耳」という意味のコルヴァプースティ。
1
生地を長方形に広げる
発酵させたシナモンロールの生地を、長方形になるように机に広げます。なるべく同じ厚さを保ちながら均等に広げるのがポイント!北欧FIKAキットの場合横40cm縦30cmくらいにしてね。
動画で見たい人はこちら2
シナモンバターを塗って巻く
用意しておいたシナモンバターを生地の表面に塗ります。端までしっかりと全体に塗れたら、手前からクルクルと巻いて長い筒状にします。
3
巻き終わりをしめ、半分に切る
生地の巻き終わりをつまんで閉め、巻き終わりを下に向けて半分に切ります。※真ん中のカットは斜めに
4
台形の形に切る
筒の端から、台形になるように切り分けていきます。北欧FIKAキットの場合約10個の台形に切ります。
5
生地の向きを変える
オーブンシートを敷いた鉄板を用意します。生地の台形の形の短い辺を上にして、生地を上に向け、間隔をとって並べます。
6
小指で生地を上から押す
上に向け直した生地を、両手の小指で上からぎゅっと押し込みます。
【この後二次発酵】
生地が乾燥しないように、濡らして硬く絞ったキッチンタオルを生地に被せて、あたたかい場所で二次発酵させます。1.5倍くらいのサイズになるまで30〜50分行います。
※二次発酵後
パールシュガーを並べる
二次発酵後、生地がふっくらしたらその上にパールシュガーをまぶして完了!あとはレシピ通りにオーブンに入れて焼いてください。
「北欧FIKAキットシナモンロール」の場合
オーブンを200度に予熱後に、パールシュガーを乗せ、200度のオーブンで約8〜10分程焼き色がつくまで焼きます。
長い形のカネルレングド
「Kanel/カネル」はシナモンを
「Längd/レングド」は長いを意味する言葉!
左は【A】フレータ(Fläta)、右は【B】クリップタ(Klippta)と呼ばれるカネルレングド。人数がわからない人との集まりや、ホームパーティー、持ち寄りお菓子にぴったりです!
AB-1
生地を長方形に広げる
発酵させたシナモンロールの生地を、長方形になるように机に広げます。なるべく同じ厚さを保ちながら均等に広げるのがポイント!参考画像は北欧FIKAキットの材料で縦40x横20cmに伸ばします。
生地を半分にすれば2種類作れます
写真のように半分に分ければ2つの種類【A】フレータと【B】クリップタの2つを作れます。
A-2
A-3
【A】左右をカットする
3等分した左右のシナモンバターを塗っていない生地を、少し斜めに2cm幅くらいで切り込みを入れます。左と右がVの字になるように斜めに切ります。
A-4
【A】生地を編み込みます
切り込みを入れた生地を、左右交互に内側に向かって編んでいきます。右を折ったら左という風に重ねながら繰り返します。これがまさに編み込みです。一番最後の生地は中に入れ込んで整えましょう。丁寧に持ち上げてオーブンシートを敷いた鉄板の上に移し二次発酵させます。次はこちらから
B-2
【B】シナモンバターを塗って巻く
用意したシナモンバターを全体に塗ります。(2種類作る人は半量分塗ります)端までしっかりと塗れたら、手前からクルクルと巻いて長い筒状にします。巻き終わりはしっかり摘んでしめ、閉めた部分を下向きにしてオーブンシートの上に置きます。
動画で見たい人はこちらB-3
【B】ハサミで切って、左右に開く
キッチンバサミを使って、生地を2〜3cm幅で少し斜めにしてカットします。底まで切らないように気をつけて切ったら、切った生地を左右交互に横に広げます。縦の間隔が広がりすぎたら寄せて短くし、形を整えて完成です!
※二次発酵後
パールシュガーを並べる
A・Bどちらも二次発酵後にパールシュガーを真ん中あたりにまぶせば成形完了!あとはレシピ通りにオーブンに入れて焼いてください。
「北欧FIKAキットシナモンロール」の場合
オーブンを200度に予熱後に、パールシュガーを乗せ、200度のオーブンで約8〜10分程焼き色がつくまで焼きます。
お家でシナモンロールを焼こう
本格シナモンロールを作れる「お菓子キット」販売中
監修 : ヴェントゥラ愛
ストックホルム在住のパティシエ、レシピ本著者、3児の母。製菓学校卒、製菓衛生師、都内レストラン、パティスリーで勤務後菓子店Bon Aibonを開業。 2013年ストックホルムに移住。日本のお菓子を販売するポップアップカフェや有名レストランでのジャパニーズアフタヌーンティーが話題を呼び、テレビや新聞メディアで多数紹介される。 2019年スウェーデンのNatur&Kultur社よりレシピ本「Japanska bakverk」2021年に2冊目「Baka kawaii」を出版、欧州数カ国で翻訳出版される。 2019年YouTubeチャンネル「Bon Aibon スウェーデン暮らしのレシピ」開設。 手作り菓子ミックス「北欧FIKAキット」監修、日本のテレビにも出演し、北欧の暮らし、子育て、お菓子の魅力を発信している。2023年「スウェーデン在住のパティシエが教える ほっとする 北欧のおやつ」をKADOKAWAより出版。