フィンランドのレトロポスター、大判ポストカードになりました
フィンランドを代表するグラフィックデザイナー、エリック・ブルーンの作品を中心に、フィンランドをテーマにした名作のビンテージポスターデザインが、便利なポストカードになりました。全デザインまとめ買いでお得!

巨匠デザイナーの作品が集まりました
当時ポスターを依頼したのは鉄道会社や蒸気船会社、また航空会社、観光協会などの旅行関連会社でした。そしてデザインを作ったのは今日では「巨匠」と呼ばれるような有名画家から名もなきグラフィックデザイナーまで、さまざまなアーティスト。時には名指しで依頼され、時にはコンペティションで選出されました。どのデザインからも、それぞれに込められたアーティストたちのフィンランド愛が感じられます。ぜひお気に入りをみつけて、楽しんでください。

商品セレクション
気軽に使える、ビンテージ旅行ポスターのポストカード。フィンランド版のコレクションはこちらです。
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サーモンフライト
1957年

サーモンボート
1957年

ザリガニパーティー
1961年

トゥルク・オーボ
1966年

アウランコ
1980年代

ヘルシンキ400年
1950年

アンブレラボーイ
1950年代

サイマー湖のながめ
1939年

ロマンスの国
1950年

トゥルク
1965年
デザインの背景ストーリー
ユニークなデザインの背景には、どんなストーリーが隠されているのでしょうか。ぜひじっくりお読みいただき、お気に入りを見つけてくださいね。
サーモンフライト by エリック・ブルーン(Erik Bruun)1957年

フィンランドのデザイン史にも残る名作といわれるデザインです。エリック・ブルーンは、1956年、アエロ航空(後のフィンエアー)からラップランド路線のポスターデザインの依頼を受けました。自身も釣りが趣味のエリック・ブルーンの頭にはすぐに、あの機内にあふれる楽し気な釣り客の様子が浮かびました。そしてラップランド旅行のポスターデザインに最適なモチーフは「魚」だと思いつき、大胆な魚の飛行機をデザインしました。しかし依頼主であったアエロ航空の執行部は当初「魚くさい飛行機なんかで旅行したいと思う客がいるわけない」と、大反対しました。しかし自分のデザインを信じたブルーンは、自ら石板に絵を描き自費でポスターを制作。そして展示会に出展し、みごと大賞を受賞しました。そしてようやくアエロ航空もこのポスターの広告的価値を理解したのです。そしてこのポスターは何千枚も印刷され、歴史に残る名作デザインとなったのです。力強く印象的、そして自分を信じる大切さを思い出させてくれる、そんなポスターです。
この商品を購入するサーモンボート by エリック・ブルーン(Erik Bruun)1957年

葉巻の煙突に並ぶアルファベットは、株式会社ボーレ(Bore)、ストックホルム運送船会社(Svea)、フィンランド蒸気船株式会社(FÅA)の三つの船会社名。1957年にこの3社は合併しシリア(Silja)株式会社を設立しました。この巨大な新会社シリアの依頼で、ブルーンは船をテーマとしたポスターを制作しました。
ブルーンが作ったデザイン、それは豪華なスモーガスボードです。北欧の食文化を大胆に表現しました。サーモン、エビ、ラディッシュ、レモン・・・・。サーモンが船体になったり葉巻が煙突になったり、ブルーンの人柄を表すような、ユーモアにあふれた作品です。フレッシュで元気な色合いが、キッチンにもおすすめなポスターです。
ザリガニパーティー by エリック・ブルーン (Erik Bruun) 1961年

フィンランド観光局からの依頼でフィンランドを代表する文化である「ザリガニパーティー」をプロモートするポスターが作られました。8月、次第に秋に向かって日照時間が短くなる時に開催されるのが習慣のザリガニパーティー。7月は白夜が続きますので、8月に夜が暗くなることを、黒い背景として表現したそうです。そして印象的な赤いザリガニ、さらにディルやシュナップと呼ばれる北欧の蒸留酒、首の下に下げられた紙のナプキンなどは全て、ザリガニパーティーを楽しむフィンランド人に不可欠なモチーフです。ブルーンらしいユーモラスなザリガニの表情に心を奪われます。また、まるで子供が切紙をして遊んで作ったかのようなザリガニのフォルムやいびつな境界線が、ユニークで遊び心のある雰囲気を作っています。
この商品を購入するトゥルク・オーボ by エリック・ブルーン(Erik Bruun) 1966年

フィンランド最古の街トゥルク(スウェーデン語ではオーボ)で開催されたポスターコンペティションに出品された作品です。エリック・ブルーンは、トゥルクを代表する大聖堂の塔をモチーフに選び、彼が過去10年にわたって培ってきた細密画的な技法を用いました。
手で描かれたとは信じられないほど細密に書き込まれた背景、大聖堂の窓やレンガ、モザイクが独特の雰囲気を放ちます。また大聖堂の周囲を飛ぶコクマルガラスの群れは、このトゥルクの街に古くから伝わる大聖堂と聖母マリア、そして司教ヘンリーの物語をイメージしたものです。そんな古いフィンランドのお話を調べてみたくなりますね。見れば見るほど深みのある心落ち着くデザインは、インテリアにおすすめです。
アウランコ by エリック・ブルーン(Erik Bruun) 1980年代

アウランコは、南フィンランドの自然保護地区にある有名リゾートホテルです。このホテルは1883年からの歴史を持ち、毎年世界中から多くの観光客が訪れます。このポスターは、ブルーンがこのアウランコホテルからの依頼を受けて作成したものです。観光名所の一つ、アウランコの展望台からカメラや望遠鏡を使って眺める観光客たち。まるで切り絵をしたようにデフォルメされたブラックの塔と、カラフルな観光客のカラーコントラストが美しいデザインです。
この商品を購入するヘルシンキ400年 by グンナル・フォシュトロム(Gunnar Forsstrom) 1950年

1949年はヘルシンキの400周年の記念年でした。そしてもちろん、この特別な年を祝うための特別なポスターが必要となり、大々的なポスターコンペティションが開催されました。もともとガラス絵作家として活躍していたフォシュトロムはこのコンペにチャレンジし、この輝く花火のポスターデザインで見事大賞を受賞したのです。キラキラ輝く特別な記念年にふさわしいデザインです。ブルーの落ち着いた色合いは、どんなインテリアにもしっとりとマッチします。
この商品を購入するアンブレラボーイ by オスモ・カレヴィ・オクサネン(Osmo Kalevi Oksanen)1950年代

こちらは、有名なスキーボーイの夏バージョン。同じ構図で書かれた冬のバージョン「スキーボーイ」を、「傘」に持ちかえました。1930年代には、「フィンランドで一番素晴らしいのは天候です」などというキャッチコピーのポスターもつくったりした「傲慢な」フィンランド人も、戦争を経て現実的になった…というのが、カムトゥフィンランドのポスターハンター、マグヌス・ロンデン氏の解釈。さて、この夏バージョンの男の子が持っているものは…。そう、フィンランドの夏に絶対必要な物。傘ですよ!
この商品を購入するサイマー湖のながめ by ポール・セーデルストロム(Paul Soderstrom) ヨーラン・エングルンド(Goran Englund)1939年

「森と湖の国」と呼ばれるフィンランドの魅力を凝縮した、フィンランド東部にあるサイマー湖の様子を描いた美しい作品です。このポスターは、英語とフランス語で作られ世界中に向けてフィンランドの魅力をアピールしていた当時の様子が伺われます。また、2012年にはフィンランド郵便局の公式切手としても採用された名作デザインです。ゆったりと心休まる風景はインテリアにもぴったりです。
このポスターをデザインしたセーデルストルムとエングルンドはどちらも1931-1934年フィンランド中央芸術学校で学び、卒業後に後にフィンランドを代表するデザイン会社となるSEK社の基盤を立ち上げました。このポスターをデザインした二人は当時28歳の若者でしたが、その直後ロシアとの冬戦争で前線へと駆り出されます。エングルンドは終戦直前にカレリア地方で負傷しそのまま帰らぬ人となりました。セーデルストルムは前線の様子を伝える戦争画家として送り込まれ、たくさんのスケッチを残しました。これらのスケッチは現在ヘルシンキの戦争ミュージアムで見ることができます。
戦争に運命を翻弄された若者が描いた美しい自然にあふれるフィンランド。私たちの心に染み入ります。
ロマンスの国 by ヘルゲ・メーテル=ボリィストロム(Helge Mether-Borgstrom)1950年

「千の湖の国」フィンランドにゆったりと入る船が印象的なポスター。どんなインテリアにもぴったりマッチするやさしいデザインです。フィンランドの魅力の一つでもある数千の湖がモチーフで、シンプルながらに個性が感じられる名作です。「フィンランド、ロマンスの国」というスローガンも印象的ですね。このポスターを制作したヘルゲ・ボリィストロムは1935年、フィンランドの中央芸術学校を卒業後、グラフィックデザイナーとして活躍しました。ボリィストロムは日本でも人気の高い、あのマリメッコの創始者、アルミ・ラティアと友人関係にあり、1954年ラティアが作った新しい会社「マリメッコ」のためにロゴデザインを行いました。
この商品を購入するトゥルク by マルッティ・ミッケネン(Martti Mykkänen)1965年

このポスターの題材となっているフィンランド南西部に位置する街トゥルクはフィンランド最古の街。また1812年までフィンランドの首都でした。もちろん現在はヘルシンキがフィンランドの首都ですが、「伝統的な街」として今でもフィンランドの人々が誇りに思っているのは、このトゥルクなのです。
フィンランドではもともとフィンランド語の他にスウェーデン語が国の公用語とされているため、地名に2種類の呼び方が存在するからです。例えば、このポスターではフィンランド語名のトゥルク(Turku)とスウェーデン語名のオーボ(Åbo)が並べて表記されています。こうしたポスターからは、バイリンガル国家としてのフィンランドの姿も垣間見ることができます。
デザイナーのミッケネンはフィンランドで450冊以上の本の装幀を手掛け、また数多くの企業ロゴ、製品パッケージ等を行った人気グラフィックデザイナーです。
ノスタルジックな温かさ
これらのポスターはどれも1950-1980年ごろに制作されました。どことなくノスタルジックでなつかしいタッチや色使いは、50年以上たつ今でも驚くほど魅力的。スタイリッシュでありながら、時代を超えて愛されてきたからこそ残る温かみが感じられるのが特徴で、お部屋のインテリアとしてピッタリです。フレッシュで、またどこか懐かしく癒されるような温かい北欧インテリアをつくるポスターです。

古き良き北欧の風景にこだわるブランド
古き良き時代を象徴するような、スウェーデンのビンテージポスターデザイン。このポスターを製造しているのは、フィンランドの首都ヘルシンキにあるカムトゥフィンランドという会社です。 フィンランド人ジャーナリストのマグヌス・ロンデン氏は、2006年、ヘルシンキのとあるアンティークショップで目にしたビンテージ旅行ポスターの美しさに心奪われました。以後「ポスターハンター」として世界中を飛び回り古い北欧の旅行ポスターの収集を始めました。そうして集めたスウェーデンのポスターデザインを一冊の本にまとめて出版した事から、このブランドがスタートしました。 ロンデン氏が所有するビンテージ旅行ポスターは、世界に1点のみという希少なものばかり。ロンデン氏のビンテージポスターコレクションのポスター展は世界中で開催されています。

-スウェーデンのビンテージデザイン、大判ポストカードを見る。
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メーカー | カムトゥフィンランド |
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デザイナー | ヨルマ・スホネン |
サイズ | L18 x W 12cm |
重さ | 6g |
素材 | 紙 |
原産国 | フィンランド |
デザイナー

フィンランドのグラフィックアーティスト。1930年代にSEKという広告代理店の先駆け的会社を創業。以来今日に至るまで、SEKはフィンランドを代表する広告代理店です。多くのポスターアートを手掛け数々の賞を受賞しました。

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